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イブニ
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作詞 死処 |
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喰らい喰らう それが私
地に足ついたその時からずっと
喰らう ただひたすらに喰らう
肉や骨、柔い緑に青い肉 色ある万象 それらを喰らった
喰らうことなくして存在せず 家訓でそれに縛られた
非情なる習わしに従う日々、徐々に抜けてく体温と生気
募り詰まるそれは憎悪、それと怨嗟 つまりは怒り
地を喰らい天をも穿つ そんな欲と家訓が胸を縛る
解き放たれた この怨嗟 私は頷く
首を縦に振り 程なくして喰らった 存在するものをぜんぶ
終幕とはあっけなく私を落胆させる
眠気に誘われ墜ちたそれは奈落
握るは地獄への片道切符
選択肢は一つ 乗るしかない
打ち付けられた 体の杭は 私を戒める
かつての支配者が見る影もなく 溶け落ちる
終焉とはいささか気分が良い 世界にサヨナラを告げることができる
そして始まりは気分が悪い 地獄より地獄の生き地獄 それに産み落とされるのだから
また初めから そう初めから 地獄のリスタート アスタロットが審判する
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