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万華鏡の夜想曲
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作詞 nebo |
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舞い踊る庭園の影
金箔の波間に秘めた漣
絹糸で編む運命の網目
燃える薔薇の吐息は嘲笑
緋色の衣装が裂ける度
床を飾る涙の宝石
虚構の城 針と化した星々
煌めきで夜を繕う
選ばれた名は宿命のパズル
毒と蜜の仮面で踊れ
「正義」さえも彩られる
絵画の中の迷宮模様
嗚呼、心は旋律の魔法
空を染める罪の香り
悪役令嬢の名の下に
愛も憎しみも戯れの調べ
囁く風の階段
月光が描く双頭の影
硝子細工の嘘と夢
砕けた破片が奏でる夜想曲
鏡越しに微笑む仮面
舞踏会の終わりの鐘の音
輪舞する運命
仕組まれた脚本の外で叫ぶ声
「選択」など蜃気楼の戯れ
転がる賽子に未来を賭けて
絹の糸が絡むその先で
毒薬も甘い蜜に変わる
嗚呼、魂は波紋の旋律
炎の中で笑う花
悪役令嬢 その名の宿命
光と影が奏でる調和
舞台の幕が落ちるその瞬間
飛び散る硝子の夢
隠した色を映し出す万華鏡
悪役令嬢の最期
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