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顔を洗う
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作詞 羈絏 |
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二進も三進も行かない話だ
訥辯で舌を噛み切りそうだ
浮塵子の如く集った靉靆は
目の上のたんこぶに成り得そうだ
不貞腐れてしまった様に
啖呵を切っては顔を覆い隠す
眠気醒ましは胡散臭くて
聞く耳すら持てないみたいだ
潺湲と逓送をした恨み言が
そっくりそのまま返って来た
冴えない言葉の並べ方
余りにも他人の空似だった
下らないね 懐かしい様な
吹嘘でありたい気がして
目を幾ら擦っても顰めて見ても
何一つ変わりやしないや
只 頷きたくなかった事が
嘸 今に成って忸怩だって茹だる
もう捨てられない
反芻が頬を叩いてきたんだ
蟠りは端から無くなっていたと
勘違いをしてたみたいで
肯綮を突かれて仆れてしまうな
暫く渋い見て呉れが見苦しい
丸で墓穴を掘ったみたいで
嫌いだって言われるのなら
さっさと言われたい
馬鹿を尽くすのは
成る可く止めたんだよ
それでもさ 懐かしい様な
吹嘘でありたい気がして
予兆も無しに噛んで逃げてってさ
怒りよりも卑屈 虚しさが
襲って雁字搦めに成る
遣る瀬ないとは良く言えた物だよ
只 頷きたくなかった事が
嘸 今に成って忸怩だって茹だる
もう捨てられない
飼い慣らせないなら糸目は付けれない
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