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桜雨
作詞 笠間 温巳
少しだけ 肌寒い
灰色に映る 空の下
一つ 溜息をついて
君に 電話をした…

君を待つ 雨音が
こんなに 卑しいなんて
まるで 来てくれたことを
願ってなかったように

僕の前に立つ君は
覚悟したみたいに
おどけて 笑っていたから 余計に
伝えることが 辛かったけど

ねぇ知ってるよ 泣いていたこと
傘の内側 僕にバレないように
分かってるよ 分かってるから
だからこんな 雨の日を選んだんだ
君が泣いていいように
涙がバレないように

何となく 気付いてた
電話なんて 珍しいから
躊躇いながらも 耳に
響く あなたの声…

会いに行く 雨音が
こんなに 苦しいなんて
きっと 願っていたんだ
あなたが いないことを

私を待つあなたは
少し戸惑ってた
どうして 笑って見せてよ どうして
私以上に 寂しそうなの 

ねぇ知ってるよ 気付いてたよ
私のために 雨の日にしたこと
分かってるよ 分かってるから
その優しさが 余計に悲しくなるの
ありがとうでもまだ
好きは変わらないみたい

お互いに 傘で顔隠して
それでも心が 通じ合って
もっと早く 気付けてたら
今日という日は 来なかったのに
桜も 散らなかったのに 

ねぇ知ってるよ 気付いてるよ
私の前で 強がっていたこと
分かってるよ きっとあなたも
傘の中では 泣いてたんでしょう

ねぇ知ってるよ バレていること
君への声が 酷く震えてたから
分かってるよ でも最後だけ
かっこつかせて これでお別れだから
二人を優しく包んでく
涙流す桜雨

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 桜雨
公開日 2024/05/07
ジャンル ポップス
カテゴリ 別れ
コメント 趣味作詞ですので温かい目でよろしくお願いいたします。
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