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春のツンデレ
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作詞 Amon |
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当たり前がまた一つ終わってく
いつも乗るバスは大概少し遅れる
けど今日に限って時間通りで
ため息少し 僕は何も変わってないのに
ほつれた糸が出る縒れた制服と
くだらない事で笑えた日々と
お別れをするのは明日からでいい
こんな日に限って春は僕を笑い飛ばしてく
追いかけても追いかけても振り向きもしない
中途半端に花を咲かせて優しさを見せる
僕は気づかないふりして少し笑った
通い慣れた校舎が輝いて見える
まるで誰かの笑顔みたいだって考えてるよ
今もきっとクラスの真ん中で
後悔少し 思いは何も変わらないのに
ほどけた靴紐の掠れた靴底と
踏み出せないままの僕自身と
さよならするのは今しかないんだ
せめて今日だけ春よ置いてかないで
怖いけど怖くてももう止まりはしない
揺れる思いの先に君が笑って俯く
君の頬と桜が同じ色になる
思いが重なった春が代わりに泣いていた
我慢しようと堪えていても溢れる思い
やがていつかは芽吹き誰かを咲かせてく
気づいていなかったのは僕のほうだ
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