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合縁奇縁
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作詞 黒きなこ |
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有為転変によって
一炊之夢も栄枯盛衰
季節 慎重に橋を渡り
永き因縁に終を撃て
憂いなくして縁(えにし)絶えず
この無念 縛る花束
空に舞いて雨と共に
侘びて 大地 道に裂け
二人 誘え 風のたより
世に奇妙を結べば
あなたとあなた
交わす約束 既に存在なすよ
ただ不思議と描かれた 輪に
触れて 由縁の糸 結え
杞憂を気にする億劫は
錆となって世に残る
胡蝶の夢は無常にも
現(うつつ)を奪われ 絵に泣く
奇怪に佇む諸縁抱いて
不変する相 水面落つ
旬 踏まえて 散り散り
日々 愛しく 煩おう
募れ 召し者 一刹那に
懇ろは陰と陽を生し
あなたと一(はじめ)の和解
互いに素 初心合い
理と 意を 謀らうよ
当然となる 知へ
担ぐ 稀代縁への道標
必無は罪深き真と偽
有するは 運なる権利
素振り 募る 浮世の夢
一片の日 求め 並ぶ跡
一片は重なり いつ
夢知らせ 辿り尋ねん
導き選べば謎めく
あなたとあなた
連鎖なくして 共あり
かくも ここ 見つけた
握れる 手に
寄りて 衆縁の機 誓う
世に偶必おこれば
あなたとあなた
喚びかける 有終の時
来る なお 遠慮なく
留めた 鎖に
懸けよ 偶(たま)さかの縁 二人に
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