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咲いた花に色を
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作詞 黒きなこ |
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汚れなき花はさだめか
無惨が象徴している
一枚の写真 意味ありげに
不適な笑み 浮かべた
敬愛のなさをもたない良心的な心は混沌だと知るのは
いつも後になってから
触ってくれたなら花弁
舞い散らせて誇るよ
美しすぎるのは罪にも醜くさせてしまうなら
いっそ塵にでもなってしまいたい
あなたが咲かせた花は
何と名付ければいい?
見るも無残に麗しく
それでいて枯れやすい
乱れる蝶々に見惚れた重ね重ねの誤りは
美しすぎた"はな"への非礼
その躾に棘を潜ませていても
撫でたあかつきに色(なまえ)つけてあげる
気丈であるが故なのか
猛々しく育ちながらも
ひどく荒んだ足場に
立とうともがいてみせた
激動の四季は容赦なく
行き場掻っさらおうとするけど
華やかに綻びま凌いで
痛ましく気味悪がられて
誰の目にも映らない
これを孤独というのなら
一瞬の閃きを怪我して
身近でありふれた存在でいたい
あなたで咲ける花に
蕾が開こうとしている
慈悲深き因縁はもとい
孤高に乱れ狂わされた
風情ある奇矯なふるまいは
ただ妬ましくて
ふと本性あらわにした
なびく風に目もくれず
気品漂う視線釘付けに
さりげなく褒めた
無礼弁えて疎む姿勢
如何なる真意も照らす
恵みの雨にほだされて
身動きとれなくていい
積もり積もった真価を
全部受け止められたら
綺麗をばらまいてみて
あなたよ咲いてる花へ
惜しみなくひけらかせ
見るもの全てを虜に
散り逝く運命(さだめ)仕方ない
点々と滴る雫に舞う花びらは
咲き誇る"はな"への儚い石へと変わる
その姿が華々しく終わり迎えられるように
この色付けてあげよう
咲かせた花に色付けてあげよう
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