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零れ日
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作詞 おつまみ |
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暁にさえ 雲が広がって
不平不満 どこからともなく
おべっか振るう 虚けの代物
有象無象 透明な雲煙が舞う
空を見上げ雨を乞う それが無理だと分かっていても
盤上 無常 奇怪な天井
健常な他人の微笑
陳腐な雹が 君の表情
誰かの陰にはなりたくなくて
晴空ばかりを仰いだ
愛想笑いの傘をさし
水たまりを避けながら
ゆっくりゆっくり 踏みしめて
土は固まったと 信じてみる
サビ
曇天を指す 天気予報 陽射を探す 心模様
そこへ誘って 誘って
あなたとの乾杯が あなたとの邂逅が
雲のほころびで
僕にとっての零れ日で
いつかまた会えたなら
満杯の祝杯で 零れる位の笑顔を見せて
2
暁には 霧がかかってさ
目を凝らしても見えなかった
見ようとしなかったのかどっちだい?
本物だけを愛していろよ
薄い雲に黒い雲 振り払っても憎いエゴ
欺瞞 杜撰 指南の機会
苦難の嵐も 微笑んで 他人事など上の空
見透かした風が 忌憚なき僕へ吹く
それは秋空も同様で
消えゆくものだとして
失いたくないのは 僕だけかな
だったら少し寂しいな
その時間が僕にとっての晴天と信じ
作り笑いに 本音を隠した
サビ
快晴を指す 天気予報 雲影を探す 心模様
それを拭って 拭って
あなたと笑う記憶が あなたのくれた表情が
何よりのよろこびで 僕にとっての零れ日で
ずっと会えなくなったとしても
追憶の心奧で 零れる位の笑顔を探す
優柔不断で弱気で臆病
結局悩んで騒いで葛藤
一人歩いた月夜の迷路
君は小突いた背中をそっと
大サビ
空を覆うは 暗澹の雲 いつも日差しは 空手形
零れ日の下に見つけたものを 大事に抱えて
そっと守って 守って
あなたと過ごした日々は
どんな空より蒼く どんな雲より褪せていた
春陽と 零れ桜が振りまく花びら
揺れる心に満たされて 自分の中に溺れても
零したつもりで僕にも分けて
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