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こころ
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作詞 togase |
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吸ったところで膨らまない
吐いてしまったって萎まない
穴もないけど塞いでしまいたい
開いてみたって滴らない
しめていたって漏れ出す空気の
軽いこと
細いこと。
祟った心臓だって止まらないのに
歩かないと願うのは何故
浸かったはずの温もりも裏切った
とうに光を見る目を隠していたのに
余白は使い古して
黒鉛も削り散らかした
綴られた今日の未来は
昨日を夢に染み付けた
何かについて
何かを探して
ざらついた曖昧を引き摺って
そうまでして掴みたかった青色なのに
映る情景は灰と赤
なあ、もうそんなものなど
呟いた
書き足した。
刺さった虚像抜いて離したのに
溢れない雫と甘え
失くしたなんて決めるのは
少し
遅いと叫ぶ偶像
今更
祟った心臓だって止めたのに
進む風の流れは何故
書いた線と丸を断ち切って
もう必要ない
関係ない
燦然と映した世界の中で
もう一度
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