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雨と幽霊
作詞 おちゃむぎ
このバス停で君を待つ僕は
僕は今日も幽霊だ。
君に見えない幽霊だ。

伸ばした手は触れられないから。
君の手をすり抜けてしまうから。
決して感触は分からないんだ。

確かに今を歩いた僕の足は半透明だ。
足跡だなんて付くわけも無いのに。

バスが来ても乗らないからさ。
君を待ってるだけだよ。
誰も気が付かないまま
季節は また巡っていく。

幽霊な僕は
今日も、ここで待っている。

海沿いのバス停 ひとりで僕は。
僕は今日も幽霊だ。
誰にも見えない幽霊だ。
君の目にも映りはしないけど。

誰も触れない手が
少し、寂しく感じて。

今日も太陽は沈む。海は群青だ。
月が照らすバス停で僕は。

バスが来ても乗らないからさ。
ただ、ここにいるだけだよ。
誰も気が付かないまま
波は 砂浜を濡らした。

幽霊な僕の
足をどうか 濡らして。

バスが来ても乗らないからさ。
誰かを待ってるだけだよ。
誰も僕を知らないまま
今日も ここで待ってるよ。

幽霊な僕に
君は 気付かないでいいよ。

このバス停で君を待つ僕は
僕は今日も幽霊だ。

僕の半透明な手には
いつしか君の手が触れていたんだ。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 雨と幽霊
公開日 2020/10/05
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント いつか死んだ事にさえ気付かないまま、君を待っていた。
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