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葡萄の花
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作詞 Ibu |
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とある所に一匹の鳥がいました
空の飛べないそんな鳥
彼は水を泳ぎながら
只暮らしていた
裏切られないそんな事を想い乍ら
彼は恋をしていた
でもその番いは奪われて
独り身になったのです
孤独を過ごしてた
そんな葡萄の蕾は
ある日突然現れた
彼女が咲かしてくれた
老い耄れた私の人生を
1つ2つ消えてゆく花に
好意という花言葉と共に
咲かせてくれたんだ
僕がそうである様に
彼女も同じ種族だそうで
燃え尽きたその恋の花が
まだ咲こうとしている
もう孤独じゃない
何故って彼女がいるから
私は彼女を見ていたいから
その場所を離れなかった
残り少ないと分かり乍ら
1つ2つと待つ枯れも
思いやりという花言葉と共に
生き続けたんだ
彼女が本当に存在するか否かなんて
僕にはどうでも良かった
本当の愛を知れた事
本当の心をくれた事
それだけを感謝して
僕はもう満足なんです
彼女は生き続けるだろう
1つ2つ歴史を重ねて
慈善という花言葉と共に
見送るのだろう
僕はもう此処には居ないでしょう
でももう悔いは無い
でも後悔があるとするのならば
まだ見守っていたかったな
きっと彼女も元気に葡萄の花を咲かすだろう
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