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蜈蚣の毒
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作詞 Ibu |
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その毒は小さな生命から
己の身を守る為の
痺れる様な殺される様な
恐ろしい絶望の噛み痕
進むだけで唆される
歩むだけで強張れる
一度道に狙われたら
その道は赤色に
痛みが走るんだ
助けて
逃げ出そうにも
助けて
なあ
助けて
助けて
悲鳴が身体を襲うんだ
蜈蚣は何も罪悪感など無かった
只生きる為の術だったんだ
それが人にも効く
それだけだったんだ
見られただけで恐ろしいと
気付いた時点で手遅れだと
その道は毒の充ちに
達してしまう訳で
死んでしまうのか?
お願い
そんな事望んでない
お願い
なあ
お願い
お願い
拝んだのは一匹の
虫程度と思っていた
そんなまさかと思っていた
なあ、この現実をさ
どうやって受け止めればいいんだ?
終わりはもうじき
助けて
そうかそうなのか
お願い
なあ
助けて
お願い
助けて
お願い
助けて
お願い
助けて
お願い
届かず一人、生命が絶った
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