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遅読
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作詞 Ibu |
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僕は早く読むことはできない
解釈を理解することもできない
だから、皆の考察が
脳を働かせるんだ
何がどの言葉で
どの言葉が何なのか
息を継ぎながら
探していたんだ
速く読めば分からない
遅く読んでも分からない
如何すれば理解できるのか
僕はずっと探していたんだ
貴方が思うより僕はあまりにも賢くないからさ
賢きフクロウに物を尋ねる程僕はか弱くでさ
語彙の意味すら分からない僕に
何が歌えるというのだろう?
ずっと探していたんだ、その問題の問いを
答えさせるまで何十秒もかかったのだろうか?
僕は、僕は、僕は此のまま生きる
知識不足の末路だろう
何がどの言い訳で
どの言い訳が何なのか
呼吸を忘れる程
泳ぎ続けたんだ
速く読める人もいる
遅くでも読める人もいる
自分の儘マイペースで
生き続けられたらな
そんなことを想い乍ら今日もメロディを綴る
羊は狼に食われるそんな物語だって
短い様で長いうた唄う
知恵不足故の結果だろうが
あぁもう僕は此の文章を読むことが出来ない
「羊が一匹(シープワン)、羊が二匹(シープツー)、羊が三匹(シープスリー)」と
四匹(フォー)、五匹(ファイブ)、六匹(シックス)と夢を見るまで数えていたんだ
僕の息を生きを行きを全て遺棄しちゃって
僕は生きていけるのだろうか?
君が見ているのはただの文章
最後ぐらいゆっくりと読みたいな
それが許されるのなら
許されるなら、許してほしい
あの頃の約束破りの唄を
誰かに憬れたそんな歌を
最後は産聲を叫ぼう
泣いているのは、うれしいからだ
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