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街景
作詞 ハル
「さようなら」 昨日まで降った汚れていた悲しみに
明日から僕は逃げ出してまた同じ場所で立ち尽くすんだ
下らないとこぼした繰り返し 今日を入れて何度目だろう
終わらない日々と流転する生命も遥々として蝕む年月

変わっていく事 変わらない物 全部その塩梅と約束して
相対した感情は曖昧な気圧配置の様相を呈して

少しでもひび割れる様にそのダムを叩き続けるんだ
夢から覚めて諦観した人も誰も望んで無いのに
世界樹が年輪を刻む様にまた登って来たビル間の朝陽を拝む
いつかのあの時と似て非なる真っ赤に染まった街の風景

不意に懺悔付き窓辺に積もった初雪に
今年僕が犯した罪を一つ残らず供述するんだ
少しでもこぼせば繰り越し 来年もまた苛まれるだろう
やり切れない日々と惰性の人生も揚揚として運ぶ年月

間違っている事 正しい者 一つも存在出来ないと知って
代替可能な感傷は再会の緯度と経度を予測して

少しでも夜を照らす様に薪を焚べ続けるんだ
夢を見て戯けている人も誰もが望みを捨て切れずに
星座が空に光ると同時にまた顔を出した月明かりに祈る
間違いなど無いと輝きを孕む深い青に彩られた街の風景

この街はきっと何時でも終わりがあり始まりがある
今か永遠かで満たされたくはないとずっと夢に見てたんだ

少しでも生き永らえる為に呼吸を整えるんだ
夢に生きる事しか出来ない人は誰にも見えない所で
世界線の意図を紡ぐ様に幾重に連なる色に願う
あとは時間の問題だと橋を架ける虹を描いた街の風景

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 街景
公開日 2019/11/14
ジャンル ロック
カテゴリ その他
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