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ちいさな芽
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作詞 ゆりい |
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いつものように 流れる日差しに
あなたの声のように 風がなぜる
もうそのひとはいないから
風の隙間に ふわりとうかぶわたげのようにもみえて
あなたといた時間
あかるくさくポピーや彩りの花畑が
ひろがる世界を象徴して
ずっといっしょにいれたらと思った
そう、そうおもうのは たやすかったのに
日々がながれる ふとした瞬間
あなたを思い出す でもその影はもう
突然ではなく、断ち切れたように
あなたはたたずんでいた、もう、終わろうとしてうつむき
狂った果実のような あなたをみて
どこか遠い星の歌を思った どこかで歌を覚えた小鳥たちの
鳥かごのなかのような暮らしの つづきに、だれかはいたの?
あなたがまちがうような、きれいなだれかが
あなたをさそって笑っていった、こだまする、同じ声をもつ少女
いつしか現実に ふいにあらわれきえていった、あなたとふたり
もういない たそがれにひとりで
いまもたちすくんでも
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