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熱帯魚
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| 作詞 brother sisters |
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地の底生まれ 路地裏育ち
冴えざえ晴れたお天道様を
欲しちまうのは「しょうがねえ」って
お前の口はそれしか吐かねえ
呼吸すらもままならない金魚鉢を見てやがる
生き地獄な今よりもずっと自由と思った目つきで
生ける屍か死しての栄誉かと
そんな二つのルーレットに未だ悶えて
明日の我が身すらどこ吹く風なんだ
熱帯魚な俺の尾を羨んでいるのか？
場末の墓場で粋ざま謳っても
欲しがったもんは手に入らない
あぶくな銭にまみれ汚れて
お前は今日も泥だらけのなか
安い酒の一杯分にどれだけ心を支払ってきたんだ
生きるために食うことより、食うためだからと生きるばかり
狭い水槽を夢見て生きている
清く澄んだ街なんてここには無えと
広い空だって、排ガスの海原
熱帯魚な俺でさえも泳ぎたく無えよ
着飾るお前のその鱗は、所詮下品なバッタもん
お高くとまって成り上がれど、手枷・足枷、浮きもせず
呼吸は酸素を犠牲にし、今にも溺れてしまいそう
生ける屍か死しての栄誉かと
そんな二つのルーレットに未だ藻掻いて
明日の我が身すらどこ吹く風なんだ
熱帯魚な俺の尾を羨んでいるのか？
生まれ変わってもお前が持っている
二本の足は要らねえよ 這うような影
いったいなんのために立ち上がっているんだ
希望も失せたようなお前 死んだ魚の眼をしている
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