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今宵の貴方は…
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作詞 ユベシ |
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グラスに残るその赤はワインの色?
それとも貴方の紅なのだろうか
月明かり差す部屋で 貴方の紅い唇は微笑んだ
何を思い 誰を想うのか
僕には何も解らない
潤んだ瞳は 嘘に染まって
白い首元には 花が咲いて
知らない貴方がそこにいるだけ
最後の一滴を飲み干したら
もう此処から去るのだろう
未練など残さず 奇麗に去っておくれよ
どうせそんなものはないのだろうけど
行き場を失った僕の愛が
音を立てて崩れていく
もう君にあげるものは何もない
どうか幸せに 愛した人よ
別れの時でさえ僕は貴方を美しいなんて思うんだ
こんな僕を 貴方は悪戯な顔で笑うのかな
愛した人はもういない
何度言い聞かせても 痛むこの胸が
多分愛の深さを示しているんだろう
貴方が去った部屋で 僕はひとり
ただ生温い涙を流して 強がるように笑うんだ
この胸の痛みが 貴方の記憶を手放さない
どうか墜ちてゆけ 愛した貴方よ
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