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がらくた白昼夢
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| 作詞 西野 |
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やること全部からまわり
いいところなんてひとつもない欠点で出来上がった生ける屍です
ボロボロの性能とボロボロのアピアランス
今日も自分は使えない使われない
屍のさけぶ声にみんな誰もきづきはしなかった
屍に主導権なんて存在しないから
生ける屍は空気が慣れている
生ける屍はメークフロム承認欲求
生ける屍は承認されるための努力をした
生ける屍はジブンガキライきらい
生ける屍はやることいつもからまわり
思えばずっと、ずっと孤独だった
家も学校も気休めになる居場所は無かった
家族さえも私の心など予想だにしない
家族といえど他人は他人
友人は私を軽視していた気がした
本人にその意思はなさそうだが結果的にはいつもどことなく軽視されていた
楽になりたかった
高いのは嫌い、痛いのも嫌い
真冬、ゆきのなか
生けるしかばねのゆみめたおはなし
1歩の勇気で変わる世界
踏み出せばあとは重力に身を任せ
入水と同時に響き渡るオーケストラ
鈍い刺激が脳を叩く
それでも優しかった
真摯に私を受け止めた
悲しいのか愛おしいのか
そんな死んだ心
あれはほんとに優しかった
溢れ出すばったものの内臓ちゃんが
おおきなホールに勢いよく流れ出す
そしてと大きなそれと私はひとつになる
大きなそれは私を認めいたわる理解者だった
大きなそれは私を包む
そして歪んでゆく意識のなか深く目を閉じた
甦る蔑みと苦の喝采
誰にも気づいてもらえなかった
身勝手だけど気づいて欲しかった
気づいて欲しかった
寂しかった孤独だった近くの人ほど私を理解してくれない
いっこうに上昇しないカルマ
オクソクでものをいうな
むやみやたらににヒトのココロを鋭利で刺すな
何も考えてない=シアワセそうだと片付けないで
見つけ出して欲しかった
深く暗い樹海に生ける屍
圧倒的な差からのスタート
取り組めど周りから置いていかれるようだ
成長できない自分が嫌い嫌い
自己嫌悪と自暴自棄
やること全部嫌いになった
屍ははたらきあり
屍は人のやらない事を常々した
屍は勉強できない
屍は運動も出来損ない
屍は真面目さだけが取り柄
屍は不良品でも変わりたかった
屍はやること全部好きだった
屍は自分自身を嫌いになりたくなかった
見捨てたくなかった、どこか認めてあげたかった、
時に心無い周りからぞんざい扱われることもあった
屍は耐えた
時に期待の眼差しでひいきに扱われることもあった
屍は嬉しかった
屍は応えられなかった
屍は悔しかった
いるだけで迷惑をかけてしまった
いるだけで気を使わせた
いるだけで相手の喜びを奪った
いるだけで相手を怒らせた
いるだけで相手に哀しい思いをさせた
いるだけで相手の楽しさが消え失せた
屍は益虫に憧れた
生ける屍はいつもどこか見つけ出して欲しかった
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