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舞い上がれ 尾に火の悠魂
作詞 kail-dai
涙 流す その先に何を見る?
天へ舞い上げよ 今その尾に火(おにび)


黄昏時 靡くは日章旗
少年 静寂に包まれて
暁はやがて知らせへと
今日も見える(まみえる)赤の紙


嗚呼 あまりに残酷な
目の前に広がりし
空に流るるは鋼鉄の喧騒

生命 燃ゆるその先に何を見る?
求めし答えは儚げに
鉄条網で囲いて 先は何を見る?
蜥蜴 東へ尾を振りて 今切り離す


雁字搦め このご時世
贄し誓い此処にあり
灰色に化けし天に舞う
子の歌声と鉄の暴風(あらし)

嗚呼 やがて迎えるその刹那
この花火とともに
我が身も散らさんと 万歳三唱と否

生命 燃ゆるその先に何を見る?
望むが浮世 もう遠ざかり
鉄条網で囲いて 今は何を見る?
蜥蜴は揺蕩うが如く 今歩き出す


尾に染み付いた
朱殷(あか)と幾多の嘆き
残されし無声慟哭に包まれて
今も蜥蜴は生きている

涙 流す その先に何を見る?
未来へ託すと誠の志(しるす)
涙 拭いて その先の今を見る
染色体なき 尾に火の悠魂


生命 燃ゆるその先 光を見る
堅めし思い あまりに愚直なり
鉄条網で囲いて 先は何を見る?
蜥蜴より なお勇ましく

貴方はご存じでしょうか?

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2016/09/02
ジャンル その他
カテゴリ 社会問題
コメント どうもkail-daiです。
今回が初投稿になります。
いわゆる反戦歌?になるのでしょうか、沖縄戦をテーマに作詞しました。
戦時中の渦中にいた人々はどのような思いだったのか、自分の拙い知識から想像して書いています。
賛否両論あるテーマだと思いますが、この詩を読んで当時の事を教訓として顧みるきっかになれば幸いです。

ニコニコ動画でも同名で活動しており、猫村いろはにゆくゆくは歌ってもらう予定です。
宜しくお願いします。
kail-daiさんの情報













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