ミキちゃんと僕
作詞 おゆうき
僕は犬のタロウさ
ミキちゃんと友だち
僕らはいつも一緒
暮らしてたんだ
ごはんも一緒に食べて
さんぽも一緒で
とにかく何をするのも
ミキちゃんがいたんだ
僕のお気に入りのボールも
僕のフードも
僕のお気に入りのおやつも
僕のキモチも
全部全部ミキちゃんは知ってた
寝る前は必ず僕の名前を呼んで
頭をなでなで
オヤスミってカーテンをしめる
とにかく僕はいつも楽しくて幸せだった
でもある日
ミキちゃんがいなくなった
ミキちゃんが細長い石になった
ママさんがこの石がミキちゃんって言ってた
あれ
でもね
変だよ
ミキちゃん石は僕の名前呼んでくれないし
頭をなでてくれない
この石はミキちゃんじゃない
絶対どこかにいるよ
どこどこどこ?
どこどこどこ?
ミキちゃん、僕をおいてどこに行ったの
けっきょく僕はミキちゃんを見つけれないまま
寝床についた
でも寝れないよ
ミキちゃん、タロウって呼んで頭をなでて
キューンって僕は鳴いてみた
タロウ、タロウ
あれ?
誰かが僕の名前を呼んでいる
タロウ、タロウ
ごめんね
もう名前を呼んであげることも
頭をなでることも
一緒にボールで遊ぶこともできなくなったけど
でもタロウの近くにいるよ
ずっとタロウの心にいるよ
なつかしい、ミキちゃんの声だった
僕は犬のタロウさ
ミキちゃんに会えた
目をつむるとね、ミキちゃんがいるの
ミキちゃんのこといつも思い出す
ミキちゃんと僕はいつでも会える
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