カナシミ、レンサ
作詞 fake
その歌が聴こえると
僕はとても心地よくなって
今日の悲しみを忘れられた
本当は今日が最後
でも今日も明日も昨日も
その歌のために頑張れた
耳澄まして
導かれるように
その声の元に
僕は辿り着いてしまった
次の日からその歌は
僕には聞こえなくなって
毎日の悲しみが溜まっていった
だから真似して歌った
でも今日も明日も昨日も
死が僕へ近づいていた
声澄まして
響かせるように
あの声のように
僕は歌い続けていた
いつか僕が声を枯らしたとき
誰かが僕を見ていた気がした
その時僕は僕の役目を終えた
全てに僕はようやく気づけた
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