タイクツな日常に厭ちゃった
だから私　人間やめました
キュウクツな制服ぬぎすてて
気まぐれ猫で生きていきます
町に飛び出す　ストレイ・キャット



「弱肉強食なんて意味無いね」とはカラスの言葉
「じゃあ必要なのはなんだろう？」とストレイ・キャット
さぁなと言い捨て　彼は飛び立つ
じゃあねと言って　私も歩き出す
いざ　コンクリートジャングルへ



百獣の王にはなれないね　だってここはサバンナじゃない
誰かに命令できるような　勇気はもっていないから



一匹狼にはなれないね　だってここには森がないもの
１人で生きてくつもりだったけど　独りになるのは怖いから



「生存競争は甘くないね」とは野犬の言葉
「じゃあどうすれば生きていける？」とストレイ・キャット
馴れ合いは苦手だけど　でも
助けてなんて　私は言えないの
この　コンクリートジャングルでは



いつしか毛並みは汚れちゃった
血まみれではないけど　傷だらけ
サバイバルナイフにぎりしめて
気まぐれ猫は生きていきます
たった一匹　ストレイ・キャット





ここは不自然な町　野生にかえる人間たち

迷子の私　ストレイ・キャット
ぼろぼろ子猫はどこへ行けばいい？
抱き上げてくれる腕を探す私　ストレイ・キャット