螺旋上の守者
作詞 朱鷺
ふわりと雲が空に浮き
さわさわと風が木を揺する
時には暗雲が立ち込め
激しい雨を打ち鳴らす
びしょびしょに濡れ
立ち尽くしている自分
前を向いてはいけないと
瞳に雫が入るから
時々怖いように怯える
何も怖いモノなんて
自分にはないのにね
それでも必死に逃げ出して
捕まらないように
隠れなくちゃって
あぁ、もう夕日が沈む
螺旋上を廻り続ける
果てしなく何処までも
追いかける人はいないのに
逃れられるコトはないのに
泣いて 叫び 走って
そして
その向こうで自分は終る
大切な人を守りきれない
そんな人間なんだよ
暗い空見上げているの?
何をそんなに見つめるの?
ただ黒いだけ、月が
ただ白いだけ、星が
どうして夜は
太陽がないのかな?
答えはこの世にあるんだよ
でも、判ることはないんだ
もしも子供じゃなくて
大人だったら
守ることはできただろうか
もっと器用に生きれたろうか
不器用な手
必死に差し出して
今更考える、君たちのこと
螺旋上を走り続ける
果てしなく何処までも
笑いかける人はいないのに
隠れられるコトはないのに
笑って 生きて 掌の
そして
その向こうで自分は変わる
大切な人を守りきれない
そんな人間は嫌なんだ
守れると信じている
もういなくなっても
きっと永遠にさ
自分を見失わないから
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