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色彩を失くした後には
作詞 蘇季
教室の窓の向こう
誰かが遠くへ駆ける
足音は響いて

道路の車
入り乱れて
十字路

幼い姿は色が変わるのを待ってる

忙しない町で
僕の言葉は残りわずかであること
思い知らされてもなお
刻もうとする
一瞬でも目を閉じてしまえば

この世界に倒れてしまうのに

雪のしんしん積もる音
灰色の町で

時間は歩くことをやめて
一人の少女を置き去りに
回り始める

さあ、示せ。
何が正しくもないのかを

己がいつまでも正しいと勘違いするのも
いい加減にしてくれないか

崖の上に立たぬものが
傷を負ったことのない者が

その背景をたどれないのだから

痛みも何もかもわかるわけなんてなくて

僕はいつまでも空っぽのまま

君を遠くで見守ることしかできないことを

「認めるよ」

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公開日 2016/09/28
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コメント 灰色。それだけが空しく見える理由なのだろうか。
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