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水面鏡
作詞 蘇季
息を詰まらせる程の
言葉の海に溺れて
いつかの君は
僕の目の前を横切っていく

「いつまでそこにいるの?」

俺の姿なんて見えちゃいないのに。

君は見下すように
弓矢-音-の雨を
頭上に墜した。

限界と決めつけていた世界を突破して
正しさを押し付ける見知らぬ誰かを
褪めた視界で眺めてる

「俺ってこんなもんだっけ?」

止まぬ鼓動に・止まぬ耳鳴りを重ねて
耳を塞いでしまえば

枯れ果てた大地-心-に
誰が水を与えてくれるというのでしょう

見覚えのあるような容姿に
目もくれないで
一日が過ぎていくことに怯えた青年は
自転車で駆けて
道に迷う天才で
見えないものにまで手をのばそうとした

きっとそれは
天気予報に左右された蜃気楼の所為だって
摩天楼の中で叫んで
人のせいにする愚才でもあった

その青年の最大の特技は
自分自身を含めた人間に
嘘吐き・欺き過ごすことだったりして
救いようのない
愚弄者だったりして

「いったいなにがしたかったんだ」

気付いた時には孤高になりきれなかった
孤独の王者。


アルファルドの輝きには当然劣る
コルヒドラエの音を聴け


旧き友の話を口にしたところで
何も変わらないとため息こぼして


「一瞬だけ」君が揺らいで見えた


揺らいで・・・消えた。

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公開日 2015/03/10
ジャンル 荅鐚鐚
カテゴリ
コメント 真実が交錯する。常識より良識を手にせよ。

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