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狂葉・煤境
作詞 蘇季
何よりも 大切な君の声が
遠くで遠くで響いている
何もない夢の中・日々を思えば
何もない明日へと繋がるよ

意味もなく日だまりの中 影を探して
揺らいで揺らいで流れ落ちる
遥か遠い君の声が耳鳴りの様に響きだす。

暗い闇の向こうで。



硝子張りの部屋に飾られた絵を
黒く塗りつぶして
炎の渦へ・・・

途絶えてしまいそうな意識の中で
手探り、道を探してる。

意味もなく描きだした右手が
狂ったように動き回って
訳もなく終わりを告げた
最後の景色に彩りを。


回りに廻り、空を迎え撃てば
還らぬ人の言葉を思った。
季節は巡り 痛みは伴えど
狂葉煤境の名をここに刻む。
何処までも何処までも続いてく道を
一人一人 別の道を行く
もう誰にも映らぬと知りながら
“生き永らえてきた” 何ぞ嗤う。


「碧天に尽き」遠く爆ぜて見えるなれば
ふと眼を閉じて瞑想に耽り
クダラナイな。と 笑って見せた後、
銃声が君の声を遮る。

空回りしているのはどの道を
行けばいいのか迷っているからで。

嗤う癖の貼りついた言の葉の後に
虚しさが横切る

傷ましい幻実なら
現実見据え閉ざす方がましだ。
聴こえないふりをするのは容易く
声の出ない痛みを識るのは嘆かわしくて

全てを遠ざけた あの頃は遠く。


斃れゆく視界の果てに
嘘つきの謌、入り混じる。
頼りなく風に身を任せて
朱紅く染まる月を見ていた。

流れてく長い長い旅路を
逆様に映し出して
ふとした瞬間に手を掛けていた
鏡の向こうへと消えていく



・・・枯れ葉散る夜に。

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公開日 2011/05/04
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コメント 自分で書いた後「うわぁー;;」とか思ってしまった;;;orz
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