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春の世の夢
作詞 風待 遊
微睡んでしまう 風光る午後(せかい)
何処までも心地よい 単調なリズム
柔らかな肌に 暖かな日差し
最高のカップリング 気だるくハミング

昇華されぬ想いの中 ゆらいで モガイテ

他人(だれか)に深い傷を与えながら
涙も凍える 非情な現実(いま)を生き抜き
何を信じてゆこうと

桜の下で笑い合った日々が
心の中しか 生きられないと知ったとき
やっと何か見えた気がした

春の闇照らす 華やかな街灯(あかり)
胸騒ぎ止まらない 影差すプリズム
夜行性の鶏 早起きの蝙蝠(こうもり)
煩わしい不眠症(インソムニア) ズレるタイミング

浄化出来ぬ願いの中 歪んで 嘆いて

「明けない夜は来ない」なんて常套句(ことば)
哀しみ誤魔化す 気休めでしかないけど
何を恐れてゆこうと

朝陽を浴びて 海が輝くよう
心の奥から 滲んだ熱に気付く瞬間(とき)
涙溢れますように

桜の下で笑い合えた日々が
心の中しか 生きられないと知ったとき
やっと何か見えた気がした

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2015/08/30
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コメント 職場で思わずうたた寝してしまった経験をもとに書きました。うたた寝してる状態から目が覚める時って、幻想から現実に戻る感覚に良く似てるなと感じて…。過去に戻りたいときもあるけど、思い出は自分の中にあるもので、結局どんなに辛くても今を生きていくしかないんだなという気持ちを込めました。
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