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未遂のロールプレイング
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| 作詞 桐 |
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開け放ったドアに取っ手はない
剥がれ掛けた広告の番号の数字
見たこともない文字の羅列に
崇めた神も手も足も出ず
締め切った部屋は瓦斯溜り
吸い込んでは眩々と嘆息を巻いて
悴む指で映画を撮れば
言いかけた言葉も胃の中へと
消極的賛成を続けていては
この鎖はただ僕を締め付け砕くだけだ
もう知らないなんて顔は出来ない
危ぶむ覚悟も所詮精神論
瞬きをやめてじっと見つめた先に、不安定に広がる世界には
裏切りを定義した行為の記録
百戦錬磨を嘯く脚
格好くらいつけさせてくれ
今は返照さえ無視できそう
積極的崩壊を奨める手立て
頷くための首さえ切られる最後にまで
もう死なないようじゃ声も出せない
誰かの関わりが最終死線だ
彩りを避けて幕を認めた挙句、螺旋状に煌く炎から
もう知らないことがなくなるまで
この書庫に閉じ込められるのか
もう死なないという価値が出るまで
大切なものを作れないのか
足掻き方に縋らずとも立つことはまだ
出来るはずだ
もう知らないなんて顔は出来ない
危ぶむ覚悟も所詮精神論
瞬きをやめてじっと見つめた先に、不安定に広がる世界には
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