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空に描く空
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作詞 うつてん |
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心の空白は酷く深くて まるでカッターで切った手首の傷の様
目は何時しか見えなくて 空の色も知らずに私は逝くのでしょう
描いた絵は見えないけれど これが私の思う空
貴方 これがそうなの
・・・
すると 貴方は言った
「空はこんな醜く無い」と
そう言われたって 知らないのだから 私は・・・
記憶の片隅に残っていた わずかな、まだ目が見えていた時の事
それを思い出せば何かが描けると そう思って筆を取ってみたの
描こうと思った矢先に感じたのは この私の無力さ
貴方 これが私なの
・・・
すると 貴方は語った
「君の目に映らなくても
僕は 君の見えない空を知っている
君がこうして描ける空は それは君だけの立派な空」
少しだけ苛立って 私は泣いた 無力な存在と言うものを
こうして立派だという貴方を 好きになった
私は 貴方に言った
「これが私なら 貴方は何?」
そう言った後 答えは返ってこなかった 貴方は・・・
貴方は・・・・一体、誰?
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