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風に染まる頬 / High-School Fantasy
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作詞 yuuki.n |
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1.風に染まる頬
少し不機嫌な君を見ればわかる
季節どおりの風邪の兆候 毎年のように
いつもこの時期にそれをつれてきては
予定通りに次の日の朝 止まらない咳
僕は会社に電話をする 見えてないのに頭を下げて
靴を履いて近くの薬局へ 薬とマスクなんか買いに
君の赤く染まる頬 「恋に落ちたあの日みたいだね」なんて
そんなこと言うと君は少し怒って 「それはあなたでしょ」と言う
そして君が眠る午後 初めて君を抱いた後のような部屋
どことなく似てる 僕は少し黙って いつもありがとうと思う
たまる洗濯機の中を見ればわかる
君の仕事の意味とご苦労 今まで以上に
君はこの時期に風邪をこじらせては
僕の心に語りかけてくる これまで以上に
僕は会社に電話をする 「どうやら明日も無理みたいです」
靴を履いて近くのコンビニへ ゼリーとアイスなんか買って
君が静かに眠る頃 僕はあまり似合わないエプロンつけて
ぎこちなく動きながら何をしようか 考えて洗濯機まわす
そして君が起きる夜 初めて君を誘った時のような部屋
そんな気分になり君を見て呟く 「君の大変さがわかる」
そして君の染まる頬 「恋に落ちたあの日みたいだね」なんて
そんなこと言うと君は少し怒って 「それはあなたでしょ」と言う
風邪が君を抜ける夜 次は僕の喉に絡みついた咳
そんなこと言うと君は少し笑って 「いつもありがとう」と笑う
僕も「ありがとう」と笑う
僕は明日も電話をする 「どうやら今日も無理みたいです」
靴を履いて近くのコンビニへ ゼリーとアイスなんか買う君
2.High-School Fantasy
戻れない 戻れない 短いドラマに
触れない 触れない はかない想いに
High-School Fantasy
巡ってく 季節とか 短いチョークに
帰れない 触れない 君は何をしてる
今でも思い出す
君の髪を風がなびき 僕はそんな君を見てた
春に桜が舞い降りた それすらも特別だったっけ
あの日僕ら笑い合って あの日僕らは泣きあって
君は浴衣が似合ってた 何もかも幸せだったっけ
譲れない 想いとか 譲ったボタンや
眠れない 眠らない 朝は起きれない
High-School Fantasy
いつも君は可愛かった 僕は君に似合っていた?
秋に紅葉が舞い散った 君と手を繋いで見てたっけ
あの日僕らは抱き合って 寒い冬も越えてった
君はサンタのようだった 僕だけにプレゼントをくれた
いつかは終わっていくことわかっていたのに
なぜ僕らはその若さを信じきっていたのだろう
終わってく 季節とか 机の落書き
帰れないのに忘れない 君は何をしてる
今でも思い出す
いつも君は可愛かった 僕は君に似合っていた?
たまに文句も言い合った だけどいつの間にか笑ってたっけ
その日僕は嘘をついた あの日君は髪を切った
君は涙を流してた そしてその日から離れていった
そして時は流れていった
終わってく 季節とか 机の落書き
帰れないのに忘れない 君は何をしてる
High-School Fantasy
3.Room
消えない悩みで頭が痛い
仕事や人間関係のアレコレ
見えない未来が悩みの種さ
昨日も僕の上司がリストラ
絶えない不幸が報道されて
テレビを見るのもなんだかおっくう
冴えない暮らしの最後の希望
今夜も君の笑顔で飲みたい
世話しなく巡る季節の中で
かろうじて変わらないものがあるとすれば
二人がこの部屋にいるということ
癒えない鼻炎と二人三脚
君を入れると三人四脚
冷たい布団もいいと思える
暖かい君の隣で寝てたい
休まずに続く時間の中で
何もかも変わらないはずがないとしても
二人がこの部屋にいるということだけは
世話しなく巡る季節の中で
かろうじて変わらないものの1つだろう
二人がこの部屋にいるということは…
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