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ゆびきり
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作詞 りゅうびげんとく |
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気づいていますか 右手差し出すあなた
差し出す右手が 優しくなっていること
いつか結んだ小指も 遥か向こうに置いてきてしまったね
今じゃすぐそこの手のひらに 届かない
いつからか 夢の中のあなたは笑わなくなりましたね
大好きだよって 大きな声で言えたなら
あなたは笑ってくれるのでしょうか
誰も教えてくれない
本当に知りたいこと 誰も
いつも教えてくれてた小指も 今は黙ったまま
誰も教えてくれない 誰も
気づいていますか 二人のつないだ手が
こわばっていること やっぱりあなたも
そんな気はないのでしょう
だけれど無意識に ふるえてる
二人はまちがっていないみたい
いつか結んだ小指が ゆっくりかすんでほどけてく
あんなにきつく 結んだのに
いつからか 二人の歯車がすりへってしまった
大好きだよって 大きな声で言っても
心まで届かない 声が出ない
誰も教えてくれない
いつかこんな日がやってくることを
あるはずないって言ってた小指も 今は消えてしまった
こんな日がくることを 教える前に
あなたの眼に写る影は もう僕ではないのですね
大好きだよって 大きな声で言うことも
もう この先にはないのですね
結んだ小指はもう
跡形もなく消えてしまった
熱いしずくが小指に染みた だけど黙ったまま
小指が黙るなら 僕が言おう
さようならって
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