|
|
|
ときのお薬
|
作詞 polca cat. |
|
彼女はいつも
私のそばにいた
なぜかそれが当然だと思っていた
遊ぼうねと
叶えようともしない約束を
いくつ交わしたろう?
どうでもいいとかそんな投げやりじゃなく
またそのうちと糸を垂らしてた
けだるい午後になると
元気?って聞いてきた
どうして そう聴いてくる彼女の気持ち
考えたりしなかったんだろう
肌寒さも慣れない冬のこと
いつも通りのつもりが
ずいぶんワガママをいったって
言われるまで気づかなかった
たくさんの糸は繋がらないまま
宙を舞いつづけてる
大きな隔たりを飛び越えて
手がつなげたら
ほんとうはまだ
かさぶたにもなってない
この傷の痛み
いじわるになれたらね
あの子にも自分にも
隠すのが下手になったな
青いからとも言い訳のできない年を重ね
ずいぶん傷の直りも悪くなった
大人だからと微笑めるほど
何も変わっちゃいない
新しいこと
何も起きないからかな
突然の嵐 雨の強さに
小さく縮こまった
思い出すってたぶん
飲み込めてないんだよ
納得できないから なんども口にしては
傷をいじってるんだよね
春を迎えても
夏にうなだれても
きっといつまでも
私は何度も何度も
手をつなぐ夢を見るだろう
時の薬も効かないようだよ
彼女が教えてくれた
あのひとこと
ーー何度救われたろう?
忘れちゃえたら なんて
思ってないこと つぶやいた
|
|
|