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春のまぶた
作詞 polca cat.
まぶたの底に桜がつもる

春は終わり 空気は緑に近づく

蛇口から水滴が落ちて

ぽちゃりぽちゃり 時間を忘れる


何かが始まる時は急ぎ足で

もう少し この綺麗な季節を楽しみたいのに

追い立てられるような ここ数日

休日の静かな朝にたたずむ


斜め向かいの 名前も知らない彼を思い出して

頭がしびれる感覚

恥ずかしくて体を縮こませる


私にもう一度、春は来ますか?

話せる日は来ますか?

これまでを思い出して

恐る恐るひらく、心の小箱


つぎの夏には手をつなぐ人がいますように

カーテンを開け 私の春よ 散りゆく桜を

まぶたの底につんでゆく

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公開日 2017/04/19
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コメント はじまりの春
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