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その鳥籠の名は
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作詞 羽鳥麻衣 |
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夢のように時間は過ぎ
私は大人と云う枠に
どうやら押し込められるらしい
馬鹿じゃないのって
幼い頃なら
何も知らないから
罵れたけど
今は知ってるから
恐れという感情
着飾って化粧して
何のため誰のため
一生に一度はこの瞬間だってそう
それともナニ
この瞬間私は
大人という鳥籠に閉じ込められ
それを祝福され
あぁ 厭になっちゃう
寒さが身に染みる
卑屈なこと云ったって
要するに仮面被っていれば好い訳で
馬鹿みたいに
被ったそれに喰い殺されて
罵る間もなく
今は最早
雁字搦め
空を越えて飛ぶ鳥に憧れてた
自分のため生きること
理解して、忘れて
この瞬間私は
無力と名の付く鳥籠の鍵を下ろされて
それを哀れまれて
あぁ 厭なことばかり
そのお花 毟ってあげるわ
忘れ、去って、今日という日
忘れて、しまって、20という歳
その鳥籠の鳥の名は
自分という器
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