|
|
|
最期の朝
|
作詞 リンクス |
|
笑っていて いつまでも
私も笑うから
貴方の瞳から 涙が落ちないように
全てをかけて そう願うよ
真っ白なカンバスが 彩るのは
あの優しい記憶
冬が近いのに 陽射しがあたたかで
何でもない事を話し疲れて ただ寄り添ってた
貴方の大きな手が 泣きたいほどに優しくて
影の落ちた教室の中 二人だけ照らされていた
私が今 笑えるのは 愛を知ったから
いつ消えるの? この命は...
それでも永遠に 愛は消えない
笑っていて いつまでも
私も笑うから
貴方の瞳から 涙が落ちないように
全てをかけて そう願うよ
真っ白な雪を 今年見れるかな
この白い病室からも
毎日訪れる 曇った顔の貴方は
無理に頬を上げて笑いかけ ただ寄り添ってた
貴方以外誰もこない この小さな世界には
微笑み合いながら 瞳の奥で泣く二人がいた
貴方が今 笑うのは 私のためならば
あやまればいい? 私のせいだと...
それでも愛してると 言うのはずるいよね
泣きたそうな 哀しい目で
貴方は笑うけど
この現実から まるで逃げるように
カンバスに向かう貴方
私はもう 消えるだろう 跡形もなく
目を閉じていい? もう限界かも...
貴方しかいなかった世界
今はもう 私だけの世界
さよなら さよなら
笑っていよう 最期くらい
せめてもの強がりで.
貴方はもう 泣いてはくれないのだろう
ここに貴方はいない
忘れていいよ 私なんて
貴方にあんな顔
させたくない でもそれでも私は
全てをかけて 愛してたよ
私は今 どうなってるんだろう
揺さぶるのは誰? もう見えない
でもこの優しい手は 覚えてるよ
描き終わったの?
絵、見せて
あぁ あぁ
貴方の描いた そのカンバスには
心から笑い合う私達がいて
その絵を見ながら 泣き顔で
笑い合ったね 最期の朝
|
|
|