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101本目の勿忘草
作詞 月水 暦
「どうか、忘れないで」と 君に手渡した青い花
君は何か一言呟いて 受け取った
もしも、君がいなくなったら なんて 思い描くけれど
ほんとは ほんとはね ずっと側にいたかった

自然にほどけた手と手 また繋ぎあうこともなく
ただいたずらに 時だけが 僕をなぐさめる

遠くで君の声が聞こえた気がしたんだ
見えない掌で やわらかく背中を押し出して
いつかは僕も君みたいになれるかな?
好きな人を守れる 強くて柔らかい風に


そうやってまた 君に花を手渡した


「またね、また会おうね」と 君につくったヘタクソな笑顔
君はどこか遠くを見ながら 歩き出す
もしも、君がかえってきたら なんて 思い描くけれど
ほんとは ほんとはね 戻らないって分かってた

新しい光の中へ 飛び込む勇気もないくせに
ただ 誰かが手を伸ばしてくれるの 待ってる

遠くで君の声が聞こえた気がしたんだ
いつもみたいに 優しく僕を叱ってよ
いつかは君を思い出にできるのかな?
アルバムに仕舞うには少しだけ早い気がした


そうやってまた 君に花を手渡した


怖いの?つらいの?君のいない明日が?
疑問と不安 振り返るために歩いてた
君を 忘れなくちゃいけない気がして
つまずいて転んだら 一筋の風が吹いた


遠くで君の声が聞こえた気がしたけど
ほんとはずっと近いトコで 見ててくれたんだね
いつかね ちゃんと君に別れを告げられるのなら
その時は泣かないで言うから 笑って手渡すから
「きみを わすれない」


また出会えるようにと 君に手渡した青い花
それは君の腕の中で
いつか大きな 花束になる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2009/12/18
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