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人の生
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| 作詞 チロリアン |
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骨を突き出す浮浪者
手の先、足の先、指の色がおちて
人間を失っていた
骨にぶつかる鉄パイプ
身体に渡る、渉る。生命の響き
逃げ場のない雷
終わりを惜しみ、力が抜けない
日が落ちる地平線の真際
明日を待つ、小さく散らばる希望
一瞬一瞬を捨てては
吸い込む空気、吐き出す言葉
この世を作り、また手を伸ばす
力不足な指の透間から
掏り抜けてゆく
時間と、何かを動かす鍵の端くれ
弱音吐いた夕暮れ
精の粒、命の気配、存在感
霞んだ空、揺れる木の葉
広がる大人な大地
景色へ向かって、僕は、口を開けた
未熟な言葉と涙を呑んだ
時を忘れて、力を入れない
日は昇る。無抵抗な処女
今しかない。生き立つという旅立ち
一瞬一瞬をものにする
吐き出せ空気、呑み込む言葉
この世を跨ぎ、その手をはなす
今まで掏り抜けていたものを
追い越してゆく
自ら、何かを捕まえにゆく為に
ただ産まれても、光が見えても、言葉を知っても
それではただの 生きるということ
未来に溺れるなら、過去が消え去るなら
飛びたて人間よ
一瞬一瞬を捨てては
吸い込む空気、吐き出す言葉
この世を作り、また手を伸ばす
力不足な指の透間から
掏り抜けてゆく
時間と、何かを動かす鍵の端くれ
一瞬一瞬をものにする
吐き出せ空気、呑み込む言葉
この世を跨ぎ、その手をはなす
今まで掏り抜けていたものを
追い越してゆく
自ら、何かを捕まえにゆく為に
動き出せ
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