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何もかも夏
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作詞 きなこ餅 |
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夏の死ぬほど青い空が
階段の果てを飲み込んで
光る汗は僕に染み付いた
ゆらめく陰を縫う木漏れ日
なんだかな なんだかさ
わけもなく苦しくなることって
あったりするだろう?
もーいいかいってひとりごと
もーいいやって泣きたいし
どーしてみんな幸せそうなのさ
あーあ
蝉の死骸を握りしめ
つちくれのあとがきはみんな同じ
笑い声が僕を刺し殺す
はためく雲を釣った太陽
なんだって 生きるのが
こんなにも下手くそなんだろうなあ
ま、みんな似たもんか
もーいいかいって尋ねたっけ?
もーいいよって応えた?
もー誰でもいいから音をくれよ
おーい
吐きそうになる青い空が
階段の終わりに広がる
佇んだ僕を飲み込んだ
あとには何も残らなかった
何も
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