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赤い数字の日
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作詞 greasy spoon |
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もう街はクリスマスカラー。
白い息は空気に溶けて
鼻の頭を赤らめ 灰色の空をあおいだ。
マフラーを口元までたくし上げては
手袋のない手はポケットに暖かさを求めた。
振り返る街
後ろ向きに歩き出す人々
波に逆らい時間に逆らい
足は自然とポツリと止まった。
切なさで埋め尽くせない心だから
弱ささらけ出して会いに行こうか。
こんな寒い日には情けでいいから
部屋に入れてくれないかな
なんて、
そう街は降り続く雪たち迎え。
凍える足先は止まらずに
黒いコートに広がる 解ける雪じわじわ。
体の芯まで冷たくなってしまいそうで
無くした手袋を今更恋しいと思ったんだ。
暗いCry街
一人きりで歩き出す僕。
波に逆らい時間に逆らう
合鍵の行方は遠い記憶の中で。
切なさで埋め尽くせない心だから
弱ささらけ出して会いに行こうか。
こんな寒い日には情けでいいから
部屋に入れてくれないかな
なんて、
恋しいよ、愛しいよ、離れたくなかった。
あの日の君が、笑う瞳の奥で
藍色に煌いた揺らめいた それが
すべて抱きしめられたはずだったのに。
切なさで埋め尽くせない心だから
あふれ出しそうなCryに求めたよ。
こんな凍えそうな日には行こうか。
痺れて来る感情を話そうか
そして、
まだ残る君の掌の温かさが悴んで 消えてしまいそう
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