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トラジーディアン
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作詞 dnalocin |
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拍手喝采の人の渦
呑まれて揉まれて
原型など既に無く
拍手喝采
うるさいくらいの情熱
人の渦の中心
蒼穹はいずこ
羽蟲が海を渡るならば
ヒューマニズムはコアへ辿り着ける筈
悲劇に模した喜劇
ピエロが回す風車
観客は飛び込んでいく
熱さの渦へ
拍手喝采の氷魚の渦
潰されてもなお
魚達は熱を求める
弾丸の強さが海に劣るならば
ナルシティズムは己を守護する筈
神さえも海に劣るならば
渦に呑まれた魚に救護班は無用でしょう
氷河期の渦へ墜ちてゆけ
喜劇に模した悲劇
団長は行方不明
観客は騙されていく
コアも海も
この喝采に届く筈がない
熱さに模した氷
ピエロの計画通り
蒼穹とも見得る深海は美しかった
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