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滑走路
作詞 離れ島
背の曲がった老婆を訳無く追い越していく
随分前を歩いていたはずなのに
時間遅れの電車に乗って他人と揺られたら
今日も呆気無くそう始まるもんさ

みんな同じ顔して向いている先は別々

幼い頃は誰だって空を飛んでいた
きっと大人になることは思い出すこと
金にならない理想裏ポケットに隠して
それでも僕はまだ飛べるだろうか

☆どうしようもない現実 また探してしまう口実
夢を語るのに慣れていく自分が日常にいる
持て余してしまった妥協も目をつぶってしまった卑怯も
どこまでその不純な正義を掲げていくんだろう
僕になれないよ

公園の小道は2つの足音導いていく
その横顔が僕の想いを教えてくれる
誰かが乗っていた2つのブランコはやがて
勢いをなくしてゆっくりと止まった

残された時間をどれだけ愛せるだろうか

☆善くもへばりついた弱さは どこにも逃げられない性
君は小さく頷くようにただ優しく笑みを返す
互いに解り合うよりも この空を一緒に眺めていたい
君の中に僕を見つけられたことは確かなことで
また逢えないかなぁ

どうか迷うように
どうか失うように
どうかそこからまた動き出すように
そうだんだんと 虎視眈々と

☆決して消えない憂いが これからも続く嘆きが
笑っているからこの星は巧く廻っているんだろう
人はそう変われなくとも 定めが決まっていようとも
相変わらず僕の空は目の前に広がっている
助走をつけたら

はしゃいだ小学生の群れが追い抜いていく
無邪気な声を茜空に響かせて
ふと見上げて溜息の様な願い浮かべても
明日も平等にそう始まるもんさ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2008/10/06
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カテゴリ 綽吚
コメント 命の儚さ、夢の儚さ、人の気持ちの儚さに注目しました。
少し物悲しい中に、想いを込めました。
それを感じてもらえたら、大成功です。
離れ島さんの情報











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