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そっちがわ
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作詞 古森虚 |
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こんな爽やかな春だというのに
彼はきっと悪夢を見てる
寝ても覚めても 寝ても覚めても
それがどんなに恐ろしいことか
知らずに済んだ僕らはこうして
また意味もなく桜を愛でて、
いや、僕だけはその狭間に
次第に身体は堕ちていく だって
悪魔が足を掴んでるの
でも天使があの雲から降りて微笑みを
そっと思い出させてくれるから
まだ僕は行けない
大声で叫ぶことが出来なくなった
彼のような人間にも
夢があった 明日があった
それがどんなに悲しいことか
知らないままの僕らはこうして
彼を揶揄い、彼を憐れみ
いや、僕だけは、
僕だけは、いや、
春風に凍えて 晴れの日に怯えて
影を探し求める彼の
悪魔が不意に振り返って
目を逸らしたら
目を逸らしたら
次第に僕らは堕ちていく だって
悪魔が足を掴んでるの
でも天使があの雲から降りて微笑みを
くれない くれない くれない くれない
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