|
|
|
目高
|
作詞 ケド |
|
やるせなくて 情けなくて 息継ぎの日々
辿りついた 砂場のチェア 日差しが眩しく
栞を手に取って 紙の扉を開いて
文字を追いかける前に 風に悪戯(あそ)ばれて
勇気出して 鼻を擤(か)んで 運命に立ち向かう
そんな僕は端役(ちょいやく)でも “悲劇”を気取って
幻想の世界へ スイッチを入れる前に
ビルを3周泳いで 「よし!」と喘ぐよ
僕らそれぞれ 塵で出来た星さ
永遠(とわ)の歴史 手にふれられる日々
「答え」なくて ただ痛くて 小さく呻いて
「どうしてだろ?」 力零れ 唇震えてる
無力感ではなく 引っ掛けられた小骨に
全ての過去が染まって 砂を貪る
僕らそれぞれ 餓えた稚魚なんだ
野生の鱗を 剥がしたひとなのさ
それぞれ 塵で出来た星さ
回って 巡って 見ることない砂浜
それぞれ 餓えた稚魚なんだ
野生の鱗を 剥がしたひと……だけど
遠く…… 近く…… “人魚”ではない あなたへ……
|
|
|