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エバーグリーン
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作詞 ナルミキョウジ |
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黄色い春風が季節をめぐらせて
おどけたカナリアはさえずり響かせる
くすんだ青い空が 世界を包み込んだ
緑が生えそろい汗ばむ地上には
素性の分からないニュースが流されて
こぼれた愚痴もいずれ 埃に変わり果てる
木漏れ日の下で むせ返るように
汚された息をまたひとつ吐いた
木漏れ日は僕をひた隠すように
あざやかな色の酸素振りまいた
黄色い春風は野原を駆け抜けて
平和で古ぼけた世界にほほえんだ
くすんだ青い空を 黙ったままで見てる
木漏れ日の下で 行く末を憂い
汚された息をもうひとつ吐いた
木漏れ日はまるで気が付いたように
おだやかな夢の原子振りまいた
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