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ルールブルー
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作詞 MAGURO |
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錆びた藍の向こう
落日を抱きしめる翠の海
呼吸音に似た潮騒
罅の入ったガラス越し
水のない此処で見た幻
沈むも溺れるも知っていて
抱きしめた鉛を手離せないことを
生きられない愚かしさを
きっと神様は許さないけれど
私が死ぬその日にも
誰かの大切な人が産声をあげる
悲しいだけの日じゃない
それが何よりうれしいんだよ
きらめく涙が頬を撫でる
それが愛なんだよ
だから寂しくないんだよ
褪せた金色浮かぶ
夜明けが怖くて不眠の終身刑
歪んだ問いかけを繰り返す
賞味期限2時間切れ
冷めて横たわったままの魚
傷んで元の形をなくした
透過して抜け落ちる私の名前は
夢がころした願い事は
誰からも見えないまま焼け落ちた
私が愛した人が死んだ日も
誰かが愛する人が生まれた
喪うだけの日はない
それを「幸せ」と呼んだんだ
輝く瞳が世界を見つける
それまで子守歌を
明日は最初のキスを
甘く可憐な色で朝が注がれる
誰の命にも優しく
私が死ぬその日にも
誰かの大切な人が産声をあげる
悲しいだけの日じゃない
それが何よりうれしいんだよ
思い出の中でとどめを刺して
それが愛なんだよ
なにも寂しくないんだよ
輝く瞳が世界を見つける
あなたの好きな歌を
今日は最後のキスを
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