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壊れた時計
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作詞 笠間 温巳 |
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大きな川に寄り添う河川敷
小高い丘から見下ろした町
夕陽に照らされた景色は
とても綺麗だった
君と見ていたこの景色も
今はモノクロ写真みたいで
セピア色に染まる夕陽が
寂しく滲んでた
一緒に歩いた帰り道
同じ時間のはずなのに
一人で歩くと時間が
とても長く感じて
過ぎていく季節の中
僕の時計だけ止まったまま
何も感じなくて
今も君の影を探してる
君が僕にくれた腕時計は
迷うことなく時を刻むのに
僕の心に残る日々は
ずっと変わらぬまま
二人過ごした季節も
移ろいながら輝いて
記憶を埋めていたのに何故
色が映らないの
立ち止まっていても 何も変わらない
止めようとしても 時間は止まらない
心と現実(リアル)の距離が遠くなる
けど未だに前を向けずに
動けないと理由求め
ただ現実から逃げていた
空白の時間が
まだ時計の針を止めてる
動き出す理由を今
すぐに見つけられなくても
時間をください
また前を向いて歩くために
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