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海月の浮かぶ夜
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作詞 笠間 温巳 |
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東京の 夜空は あまりに 狭くて
星の 瞬き が街に消されて
きっと 僕らの 存在 理由も
同じ ように 街に消されてる
いつかの 僕が 見てた 景色は
想像 以上に 澄み切っていた
こんなに 汚れて くすんでる なんて
あの日の 僕は 予想してなかった
時間(とき)の 流れは 同じ リズムで
どんなに 願っても止まらない
心だけが 置き去りになって
また日が明日を迎える
ただ何となく過ぎていく日々に
漂うだけの僕は海月
いつかいつかなんて夢を見ていても
変わらずにただ時間だけが過ぎてゆく
昔は 僕も もっと 色んな
夢を 描き 夜空に広げた
だけど 今は 明日 さえも
見えず 夜の 帳に隠れて
今の 僕を あの日の 僕が
見たら なんて 声にするのかな
もはや 声も 出ずに ずっと
悲しい 目を して俯くだろう
分かって いるよ 全部 自分の
せいなのは とっくに気付いてる
でも現実を 受け止める
ことが出来ず逃げていただけ
独り見上げた夜空に浮かぶ
月はまるで漂う海月
何故か涙が込み上げてくるけれど
それはきっと僕が悔しいだけ
何も変えられずに 流れる毎日
何か理由を探し 目を背けてた
ダメだそんなこと 頭じゃ分かってる
けど心が 追い付かなくて
ただ何となく過ぎていく日々に
漂うだけの僕は海月
いつかいつかなんて夢を見ていても
別にいいよね いてもいいよね
独り見上げた夜空に浮かぶ
月に見守れながら泣いてる
今すぐ変わらなくてもいいよね
いつかまた 必ず僕はまた…
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