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失くし物
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作詞 道の教徒乃了 |
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「知らない場所へと行こうか
まだ見ぬ世界へと 歩き出そうか」
君と離れた次の日の朝
目覚めた瞬間 ふいに口が動いた
それは 孤独を紛らわすための
ただの安定剤でしかないから
毎日 そんな言葉唱えようが
気持ちが 拭い去れるわけじゃない
君のこと 嫌いになったはずだよ
もう二度と 話したくもなかったよ
でももし また会えたなら
それはそれで なぜか嬉しい
なんだか 自分勝手で 言い訳じみてる
そんなこと分かってる 言うまでもない
懐かしいアルバムを 久々に
眺めようか 迷った末にまた寝転がる
互いに 互いを好きになりすぎて
その調和が 一ピース外れたとき
今までの想いが不安定に
変わっていく 単純な話
恋は儚いものと 思うあまり
儚すぎて それが本当に消え去る
卒業式は 日にちが決まっているから
少しの涙で さよならできたのに
もう恋なんて いらないと強がる
別の好きな人を探してごまかす
ほとんど誰もは そのどっちかだから
大切なものに気づかないでいる
何かをしたくても 手につかなくなり
泣き崩れたくても できずにまた終わる
想い人は ただの重い記憶となり
いつまでも この心に棲みつき続ける
振り向かないの
後悔はしないの
何かをしたくても 何したいか分からない
泣き崩れたくても 泣き方を知らない
想いの一欠片 パズルの一ピース
あれ どこにいったっけな
もう見つからないや
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