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青痣
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作詞 What sort of a book. |
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雨上がりの空をずっと見ていない
腫れた空を撫でたくて
僕は宙に手をかざす
降り落ちるものにも感情があること
季節が変わりゆく度に君が涙を流すこと
色は鮮やかに
形も確かに
それでも触れられない
その景色に心が揺れたら
すべてが雪崩れてしまうから
君がいいなら共に行こう
僕の価値は僕が決めるから
君が言うならここにいよう
全てを投げ出せる自信はないから
声を殺して
痣をつけて
時よ止まればいいななんて笑い合って
不幸にも僕は
大人になってしまったんだ
始まりはきっと些細なことで
溶ける温度を書き留めて
重みと熱さが少し増す
心に触れると藍が溢れること
知らない幸福と知る幸福があること
声は甘やかに
想いは未来に
それでも越えられない
この交点に名前をつけたら
すべてがゼロに結われるから
君がいいなら共に行こう
嘘をつくのはいけないことだから
君が言うならここにいよう
一緒にいないことが運命だったから
声を殺して
痣をつけて
時よ止まればいいななんて笑い合って
不幸にも僕は
大人になってしまったんだ
諦めを感じる瞬間に
人は綺麗な花を咲かせる
水彩絵具で色をつけたような
淡いブルーに身を染めて
肌に残ったその跡も
涙を重ねて色を落とす
雨が降るなら共に行こう
青い痣を洗い流してくれるから
雨が晴れたらここにいよう
その光はきっと眩しすぎるから
目を閉じ合って
想い馳せて
「ふたりでいれればいいな」なんて呟いて
それでも僕は
大人になってしまったから
声を殺して
痣をつけて
時よ止まればいいななんて笑い合った
あの出来事を
この身に残して進みたいんだ
雨上がりの空をずっと見ていたい
晴れた空を撫でたくて
僕は宙に手をかざす
降り落ちるものにも感情があること
季節が変わりゆく度に僕が涙を流すこと
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