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哀に愛を
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| 作詞 0821 |
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時として運命は 余りにも残酷だ
生を睨み死を希う 習性はまだ脈をうつ
別にどうせ 断つ勇気なく
続けてしまう 惰性の命
「生きていれば何だってできる」
そう思える日を創るために
不味い怠い安いアルコールに
呑まれて廻って繰り返し
の日々に立てた 墓標かのような
一本のHi Lite 灯る５分のハイライト
凍えながら 命からがら
編んできた 言の葉たちは
裂かれ吹かれて 宙を舞ってゆく
夜もすがら 我ながら 一途に
描いてきた 宝物への地図は
ボロボロに朽ち果てて 逝く。 夜に、夜に。
自虐さえ 飽きが来る人生
悲劇さえ 笑えれば滑稽
あまつさえ 今日は雨、雨。
仮に僕がこの身 綺麗さっぱり
洗えたとして 君がかたどる
美しい輪郭を なぞること
許されるのかな
涙ぬぐう人生でありたい
ただ、それだけなのに。
手を取り笑い合っていたい
ただ、それだけなのに。
震えながら 夢を見ながら
信じてきた 僕の世界は
もてあそばれようが 未だ脈をうつ
苦しみとまた 歩みながら
太陽とよく似た 輝く未来は
絶望のすぐそばで 笑っていた 嗚呼
使い古された ありふれた言葉
行間で腐っていった 愛を謳う言葉
全部ひっくるめて 僕は飲み込んだ
そして吐き捨てた 自分への嫌味も
愛せる日が来ると 性懲りも無く
信じ続けようと 惰性が言う
藍色の哀に
埋めて眠る
枕が少しだけ濡れる
出逢いに遭い
遭いに出逢う人生だ
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